□住宅購入の流れとは？

1.物件情報を収集し、購入の申し込みを行う

まずは、理想の住まいをしっかりとイメージすることが大切です。
そのイメージが固まってから、条件に合った物件を不動産広告や不動産ポータルサイトなどで探しましょう。

物件の種別だけでなく、立地や周辺の環境、間取り、外観など様々な条件を総合的に判断する必要があります。

また、この時期に資金計画を立てておくことをおすすめします。
どのくらいの自己資金を確保できるか、どのくらいの支払いなら負担に感じず返済できるかなども考えておきましょう。

気になる物件が見つかったら不動産会社を通して、内覧しましょう。
特に問題がなければ購入の申し込みを行います。
この際、人気の高い物件であれば、先着順ではなく抽選になる可能性もあるため注意しましょう。

2.必要書類を準備し、住宅ローンの事前審査を受ける

住宅ローンを利用する場合は、必要書類を準備し、金融機関の事前審査を受ける必要があります。
また、不動産会社と売買契約を締結する際に必要になるものは以下の通りです。

・本人の実印
・本人確認書類
・物件価格に応じた金額の収入印紙
・手付金

手付金は売買契約が成立したことを証明するために支払います。
相場は物件価格の5パーセントから10パーセントが一般的です。

3.住宅ローンを申し込み、金融機関の本審査を受ける

売買契約を締結したら、住宅ローンを利用する場合、金融機関の本審査を受けることになります。
本審査では年収や勤続年数、健康状態などが評価されます。

4.内覧に参加し、物件の状態を確認する

物件の引き渡し前に、内覧が開催されることがほとんどです。
そのため、内覧に参加し、住宅の状態がイメージに合っているか、契約通りに完成しているかを確認しましょう。

5.残金決済を行い、物件を引き渡してもらう

内覧で問題がなければ、手付金以外の金額を支払います。

この際、住宅ローンを申し込んでいる場合は金銭消費賃貸契約を結ぶ必要があります。
金銭消費賃貸契約とは種類、品質及び数量の同じものを返す代わりに、金銭、その他の物を受け取れるという契約です。

これらの手続きが完了したら、物件を引き渡してもらえます。

□住宅購入に要する期間について

＊建売住宅

建売住宅の購入に要する期間は3ヶ月から1年2ヶ月です。
建売住宅は注文住宅よりも短期間で入居できることがメリットです。
契約までは1年近くかかるケースが多いですが、契約から入居までは3ヶ月ほどとなっています。

＊注文住宅

注文住宅の購入に要する期間は1年から1年半ほどです。
注文住宅は土地探しや設計の期間があるため、建売住宅よりも期間に余裕を持つ必要があります。
検討から見積もり提示までに3ヶ月程度、仮契約から工事請負契約までに5ヶ月程度、着工から引き渡しまでに4ヶ月程度かかります。

□住宅購入時の注意点

1つ目は耐震性をチェックすることです。
日本では地震が頻繁に起こるため、家を購入する際には耐震性にも注意する必要があります。

新しく家を建てる場合は対応しやすいですが、中古住宅を購入する際は注意が必要です。
現在の物件はほとんどが新耐震基準で建てられていますが、中古住宅の中には旧耐震基準を採用している場合があります。

1981年6月以前に建てられた中古住宅を購入する際は、新耐震基準をクリアしていない可能性があります。
そのため、中古住宅を購入する際は事前に専門家に相談しましょう。

2つ目は重要事項説明を確認することです。
重要事項説明とは入居者に対して、購入物件の状態や契約内容などについて詳しい説明を行うことです。
契約前に、必ず行うように定められている事項です。

説明内容の中で納得できないことがあればその段階で契約を破棄することも可能で、違約金は発生しません。
また、申込金も全額返金してもらえます。

そのため、最後の確認事項としてしっかりと説明を受けましょう。

3つ目は家の状態をチェックすることです。
住宅を購入する前に必ず家の状態をチェックしましょう。

特に、中古住宅の場合は、築年数や建物の状態などといった現状を実際に確認してから購入できます。
実際に住むことを想定して、不便がないかをしっかりとチェックしましょう。

□まとめ

今回は住宅購入の流れや期間、注意点についてご紹介しました。
物件の種類によって購入の流れは少し異なりますが、基本的には今回お伝えした流れで住宅を購入することになります。
住宅購入時は、耐震性や家の状態をチェックすることを忘れないようにしましょう。
何かわからないことや、お困りのことがあれば掲載している各社に気軽にご相談ください。
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