□リビング壁面収納の特徴

リビング壁面収納とは、いくつかの収納ユニット・カラー・オプションのパターンの中から、自分の好きなように組み合わせるリビングに設ける壁面収納を指します。
リビング収納にも2種類存在し、オーダー壁面収納タイプと、通販やショップで購入できる一般的な壁面収納タイプがあります。

オーダー壁面収納タイプは、お住まいの間取りに合わせた壁面収納を実現でき、その自由度の高さが特徴です。
デザインが決まっている既製品と比較すると、より希望するイメージに近いデザイン・カラーを選択できるでしょう。
フルオーダーかセミオーダーかによっても、デザインの自由度や価格、完成までの期間が異なるため、予算と相談しながら決めていくと良いです。

一方で、通販やショップで購入可能な一般的な壁面収納タイプは、デザインやサイズ、カラーなどはあらかじめ決まっています。
サイズやデザインが合わなかったり、組み立てや設置が大変だったりと、オーダー壁面収納タイプと比較すると注意すべきポイントがあります。

□リビング壁面収納のメリットやデメリット

＊リビング壁面収納のメリット

1つ目は、デッドスペースを活用できることです。
リビングは間取りの中でも、特に天井が高くつくられているケースが多いです。
そのため、床から天井までの壁面を収納として活用すれば、デットスペースをうまく使いつつ、部屋をすっきりとさせられます。

2つ目は、圧倒的な収納力です。
リビング壁面収納の最も大きなメリットとして、収納力に優れていることが挙げられます。
壁一面に収納スペースが生まれるため、収納に関する悩みや手間を一気に解決できるでしょう。

例えば、子供のおもちゃを様々な箱や容器から出し入れすると、その度にリビングが散らかりがちです。
しかし、壁面収納であれば1箇所に全て収納できるため、出し入れもスムーズで常に整理整頓された状態を保てるでしょう。

3つ目は、転倒防止対策がしやすいケースがあることです。
壁面収納は天井まで、あるいは天井近くまでの高さがあるため、天井に固定できる場合があります。
このような場合、固定しにくい高さ・形状の収納家具よりも、転倒防止対策がしやすくなるので、地震がきた際にも安心です。
具体的な対策としては、壁面とボルトやピンで止めたり、突っ張り棒やフィラー板で天井との隙間を埋めたりすることが挙げられます。

＊リビング壁面収納のデメリット

1つ目は、生活動線が狭まることです。
リビングに壁面収納を置くと、場所次第では動線が狭まってしまう可能性があります。
例えば、ドアの横に厚みのある壁面収納を設ける場合、出入りする際に邪魔になってしまいます。
このようなケースでは、薄い壁面収納を選んだり、配置場所を変えたりすれば解決できます。

2つ目は、圧迫感が生まれることです。
リビングの間取りに対して、あまりにも不釣り合いなサイズの壁面収納を設けると、部屋に圧迫感が生じてしまいます。
また、壁面収納で窓を覆うと、採光を十分確保できない可能性もあるので、サイズを測って設置するイメージを固めた上で導入しましょう。

3つ目は、一度置くと模様替えが難しいことです。
壁面収納は大型である場合が多いので、一度置くと模様替えがしづらいこともデメリットとして挙げられます。
壁に固定している場合は、ボルトやピンを取り外す作業も必要になるので、移動にはかなりの労力が必要になるでしょう。

□リビング壁面収納の実例

まずご紹介するのは、大量の本や雑誌を壁一面の収納にまとまり良く配置した実例です。
同じくらいのサイズの本や雑誌が多いご家庭、テレビや周辺機器を置く予定がある場合は、リビング壁面収納がオススメです。

本が増えていくにつれて、さらにおしゃれ度が増していく、理想のライフスタイルが実現された収納デザインにできます。
壁面収納が賑やかになっても、リビングを落ち着いた配色にすれば、全体的にまとまった空間に仕上げられます。

次にご紹介するのは、ロータイプの収納を選んだ実例です。
収納目的やリビングのテイスト次第では、大型の壁面収納を設ける必要がないケースもあります。

大人でシックなリビングがご希望の場合は、ロータイプの地袋収納と飾り棚の組み合わせがオススメです。
目的に合わせて、使い勝手の良い収納スタイルを実現することが重要です。

□まとめ

リビング壁面収納は、収納力に優れており、おしゃれですっきりとした印象を与えられますが、圧迫感が生じるようなデメリットもあります。
良い面だけでなく悪い面もよく理解した上で、空間演出や快適な暮らしづくりに役立てましょう。
滋賀で家づくりをお考えの方で、何かわからないことや、お困りのことがあれば掲載している各社に気軽にご相談ください。
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