□子供部屋の間取り

まずは子供部屋がどのくらいの広さが必要なのかを紹介します。
子供部屋を仕切りのない空間につくるにしても、仕切りのある個室にするにしても広さをまず考える必要があります。
一般的に子供部屋は6畳あればかなり広い部類になり、4.5畳もあれば十分とされています。
子供部屋に置くものとして勉強机、本棚、ベッドが主に挙げられますが、4.5畳あれば十分です。

子どもがいずれはひとり立ちすることを考えると、それほど広いスペースは必要ないでしょう。
子供部屋はいずれ使わなくなる部屋と考えると広ければいいとは言い切れません。
間取りに関しては、兄弟がいるのか、いる場合は同性か、年齢差はどのくらいかによってどんな間取りにすればいいのかは変わります。
兄弟がいて、同性の場合、広めの部屋ひとつを子どもみんなの部屋とすることもできますが、兄弟の誰かが受験期には壁が欲しいと言われる可能性もあります。

兄弟が異性の場合はそれぞれに個室の部屋があった方がいいでしょう。
3人以上の兄弟の場合は、それぞれに一つずつ子供部屋が必要だというわけではありません。
同性の2人を同じ部屋にして、残りの1人に部屋を与えて合計2部屋という間取りにすることも考えられます。
どのような間取りにするにしても、いずれはひとり立ちすることを考えながら、ライフプランに合わせた設計をすることをおすすめします。

□子供部屋のアイディア

1つ目は、将来的に仕切りを作り、個室にすることです。
広めの部屋を子供部屋にし、子どもが小さいときはみんなで共有。
ある程度の年齢になったら、壁や家具で仕切りを作るというアイディアです。
この方法を採用したいと考えるのであれば、設計時に仕切った後のことを考える必要があります。

どちらかの部屋が極端に暗いなどの問題が起こらないように、照明や窓の配置を考えておきましょう。

2つ目は、寝る部屋と勉強する部屋を分けることです。
最初に将来的な子どもの数を決めておき、それと同じ数の部屋を作ります。
そして、子どもが小さいうちは寝る部屋、勉強する部屋など用途別に分けて使用し、ある程度の年齢になったらそれぞれの個室として使用するというアイディアです。
年齢の近い兄弟、姉妹におすすめできる方法です。

3つ目は、家族でスタディスペースを共有することです。
寝室としての個室がそれぞれにある一方、勉強スペースはみんなで共有するというアイディアです。
兄弟の性別が違ったり、年齢差が大きかったりする場合におすすめできます。

□子供部屋の実例

1つ目は、木製のアイテムを多く取り入れた部屋です。
木製のアイテムは大人用としてだけでなく、子供部屋のインテリアとしても人気が高いです。
収納棚を木製にし、おもちゃも木製のものにすれば、統一感が出てナチュラルな空間に仕上げられます。
木製のベッドも人気です。

木製のベッドは子どもが小さいときから、大きくなるまで長く使えるデザインのものが多いです。
ベッドが木製というだけで部屋がシンプルで落ち着いた空間になります。
子どもが大きくなったら、カーテンや家具も白やベージュにし、大人っぽい雰囲気に仕上げることもできます。
木製のアイテムはおままごとセットや机もあります。

木製もアイテムは置いてあるだけですっきりとした綺麗な印象を与えられます。
特に机は長く使える上、大人になっても飽きがこないデザインです。
子どもが小さいうちは、子どもの好きなおもちゃが部屋に入ったときに見えるようにする工夫も必要です。
その点、木製のおままごとセットは部屋の目立つところにおいても雰囲気が壊れることがありません。

2つ目は、テントを採用することです。
テントが部屋にあれば一気に秘密基地感が出ることから、小さい子どもに大人気です。
現在はテントタイプのベッドや三角タイプのテントなどさまざまな種類があります。
もちろんテントそのものを置くのもいいでしょう。

テントの中が遊び場になる上、木製のアイテムと組み合わせるとさらにキャンプ場のような雰囲気が増し、ワクワクする空間に仕上がります。

3つ目は、ローソファを採用することです。
子どもが大きくなってくるとソファが欲しいというリクエストを受けることも少なくありません。
そんな時にはローソファがおすすめです。
ローソファは圧迫感がなく、狭い子供部屋でも置けます。

また、ソファの代わりにビーズクッションを採用するのもいいでしょう。
ビーズクッションは置いてあるだけで部屋に可愛さをプラスしてくれるため、女の子に人気の商品です。

□まとめ

今回は子供部屋の間取りとアイディア、実例を紹介しました。
子どもが巣立つまでのびのび暮らせる子供部屋を作ってあげてください。
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