住宅購入の時期はいつがおすすめ？買い時のタイミングを解説！
住宅購入にベストな時期があるのか気になる人は多いでしょう。
今回は家を買うタイミングについて説明していきます。
ぜひこの記事をお役立てください。
□データから見る家を買うタイミングとは
5つの観点からどんなタイミングで家を購入している人が多いのかを紹介していきます。
1つ目は年齢から見た家を購入するタイミングです。
結論として、データ上、最も家を購入する人が多い年代は30代後半から40代前半です。
はじめての家を購入したという人で最も多いのは30代です。
また、家の種類によって購入の平均年齢は変わってきます。
最も平均年齢が高いのは中古マンションで、44.8歳です。
最も平均年齢が低いのは分譲戸建住宅で36.8歳です。
年齢は住宅ローンにも関係あります。
多くの金融機関で住宅ローンを組める条件として、20歳以上65歳未満であること、80歳までに完済することを定めています。
住宅ローンを借りられる最長年数は35年です。
そのため、45歳までにローンを組まないと月々の返済額を増やす必要が出てきます。
2つ目は年収から見た家を購入するタイミングです。
結論として、データ上、最も家を購入する人が多い年収は700万円前後です。
家の種類によって平均年収は変わってきます。
最も平均年収が高いのは分譲マンションで年収798万円です。
また、三代都市圏の家を購入する人の平均年収は781万円です。
首都圏は住宅の値段は上がっていますが、その分平均年収も高いため、物件購入できています。
このデータで扱っている平均年収というのは平均世帯年収です。
この点に注意して見積もりの参考にしていただければ幸いです。
3つ目は居住人数から見た家を購入するタイミングです。
これは家の種類によって大きく変わります。
1世帯あたりの平均居住人数は注文住宅・分譲戸建住宅では4人、分譲マンション・中古戸建住宅では3人、中古マンションでは2人もしくは3人となっています。
居住人数を基に家の購入を検討している方は、購入する家の種類もある程度決まってくるでしょう。
4つ目は子どもの年齢から見た家を購入するタイミングです。
結論として、データ上、最も家を購入する人が多いタイミングは「子どもを妊娠中」「子どもが乳幼児」の時です。
子どものいる世帯のうちおよそ50%が、子どもが生まれる前後で家を購入しています。
理由としては、子育て環境の整備や定住を求めていることが考えられます。
5つ目は貯金額から見た家を購入するタイミングです。
結論として、データ上、最も家を購入する人が多いタイミングは貯金額1500万円前後あることです。
家の種類によって貯金額は変わってきます。
最も貯金額が高いのは分譲マンションで1261万円です。
最も貯金額が低いのは分譲戸建で713万円です。
どの種類の家を購入するにしても、頭金支払い後に500万円ほど残るタイミングで購入している人が多いです。
□ライフイベントに基づいた家を買うタイミングとは
4つの観点からどんなライフプランのタイミングで家を購入している人が多いのかを紹介していきます。
1つ目は結婚したタイミングです。
パートナーとともに将来のライフプランを考える際、どんな家に住むかを相談するいいタイミングでしょう。
住宅ローンを組む際にもペアローンを選択できたり、若い時期に家を購入することで定年前に完済できたりといったことも考えられます。
注意点として、転勤が多い職種だったり、子どもが増えたりすることも考慮する必要があることが挙げられます。
2つ目は出産のタイミングです。
出産のタイミングで家を購入することは、家の間取りや学校の区域、教育環境など子どものことを考えた家づくりができます。
3つ目は子どもが進学したタイミングです。
有名な学校に通うことが決まったら、進学のタイミングでその学校の学区に家を購入する人もいます。
有名な学校の学区内は治安が良く、人気の土地で資産価値が下がりにくいというメリットもあります。
4つ目は子どもが独立したタイミングです。
子どもが大学進学や就職などで一人暮らしをはじめるといった時に家を購入する人もいます。
このタイミングで家を購入するときは老後を考えられます。
注意点として老後資金とのバランスを取れるかが挙げられます。
年金やローンのことなどを考慮する必要があります。
□家を買うタイミングは人それぞれ
前述の通り、年齢や年収、ライフプランなどさまざまな要素から家の購入を考えられます。
自分がどんな状況でどんなライフプランを送りたいのかをしっかり考え、検討することが大切です。
あせって購入してしまうと後悔する可能性が高いです。
事前に調べたり、いろいろな人に相談したりして自分で決断することをおすすめします。
ハウスメーカーに相談する際は営業トークに釣られて、準備ができていないのに家を購入してしまったということがないように注意しましょう。
