□手付金とは何か

そもそも手付金とは何かご存知でしょうか。
申し込み金や頭金との違いがわからないという方も多いと思います。

手付金とは、売買契約書を結ぶ時に支払う必要が出てくるお金であり、法律関係を安定させて、契約の成立を担保するという目的のもと設けられています。
一方で、申し込み金は、希望の物件を見つけた時に他の方よりも優先的に購入できる権利を保有できる、いわば予約のようなシステムです。

また、頭金についても確認しておきましょう。
頭金とは、家の購入や新築住宅を建てる際に購入代金の一部を現金で支払うものを指します。
頭金の目安は、代金の10パーセントから20パーセントと言われていますが、借りる人の年収などの条件によっては、支払いが不要な場合もあります。
しかし、頭金が支払えなかったり、少なかったりするとその分住宅ローンの借り入れが増加し、毎月の返済負担が大きくなることも十分に考えられます。

□手付金の相場や支払うタイミングについて

上記で手付金とは何か解説したので、この章では手付金の相場や支払うタイミングについて具体的に確認していきましょう。

手付金は、具体的に何円支払ってくださいという決まりがあるものではなく、基本的に売主と買主の合意で決めます。
不動産会社が売主の場合であっても、不動産仲介業者が間に入っていない場合には一方的に金額を告げられる場合もあります。
その際には、交渉も可能なので知っておくと良いでしょう。

仲介がいる場合は、相場を考慮して、調整してくれるのでトラブルなどになりにくいというメリットがあります。
また、双方ともに安心できるのも魅力の1つと言えるでしょう。

明確な金額は定められていませんが、5パーセントから10パーセントが相場になっています。
その中でも特に、10パーセントになることが多いです。
つまり、売買代金が2000万円であれば、200万円程度が手付金になるということです。

相場は5から10パーセントですが、場合によっては20パーセントなどになる場合もあり得ます。
売主が不動産会社の場合は上限が20パーセントと定められていることも知っておくと良いでしょう。

上限が定められているケースはありますが、下限は定められていないのも手付金の特徴です。
合意ができていれば、0円でも問題ないというわけです。
住宅を購入する際にあまり余裕がない場合は、10万円程度を手付金としているケースもあるので、相場を鵜呑みにせず、状況をしっかりと説明して納得できるようにしたいですね。

手付金としてどれくらい支払うべきなのか理解したら、次はどのようなタイミングで支払う必要があるのか確認していきましょう。

基本的には、売買契約と同時に支払うのが一般的です。
しかし、場合によっては事前に振り込むこともあるというのは知っておいた方が良いでしょう。

契約を土日にするケースは非常に多いです。
その際に、金曜などの平日に手付金を現金として用意する必要が出てきます。
なかなかの大金になるので、住宅に保管しておくのが怖いと思う方も多くいらっしゃいます。
そのような状況を回避するために、事前に支払いを済ませておくという場合もあるのです。

これに関しては、不動産会社と相談して決めておくと良いでしょう。

□手付金に関する注意点

＊契約日よりも前に支払わない

上記で契約日よりも前に手付金を支払う場合があるとは解説しましたが、基本的には事前に支払うのは避けるべきです。
仮に売主が倒産してしまった場合、そのお金が戻ってこない可能性が高いからです。

事前によく相談した上で、決まったタイミングでなければ、契約日よりも前に支払うのはやめておきましょう。

＊金額が大きくなりすぎないように注意する

手付金の相場は5パーセントから10パーセントであると解説しました。
どうしても日頃扱わないような大金になることが多いでしょう。

金額を大きくし過ぎるデメリットとしては、契約後に契約を解除しようとしても返金されないということが挙げられます。
しかし、低額だと売主が売却中止を言いやすいというデメリットもあるので、ちょうど良い金額を相談して決めることが大切です。
売買の価格帯にもよりますが、5パーセントで設定したり、100万円にしたりというようなことも検討してみてください。

□まとめ

今回は、住宅購入時の手付金や仕組み、相場について解説しましたが理解していただけましたか。
今回解説したポイントは、非常に重要な部分になるのでよく確認してみてください。
滋賀周辺で住宅の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
何かわからないことや、お困りのことがあれば掲載している各会社にお気軽にご相談ください。

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