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□散らからない家にする間取りのポイントは?

まず億劫になるのが帰宅後の片付けです。
帰宅して片付ける必要のある、コートやかばんは玄関に定位置を作りましょう。
コートは玄関にコート掛けを作り、かばんはシューズインクローゼットの近くに定位置を作れば、収納が楽になります。
帰ってきて、ソファにコートを脱ぎっぱなしにして置いておくこともなくなるでしょう。

また、1階部分にミニクローゼットを作って、毎日使うスーツや制服をしまっておくのも良いでしょう。
帰宅後の片付けだけでなく、朝の支度もパパッと済ませられます。
玄関が整ったら、洗面脱衣所やクローゼットも玄関に近づけましょう。
帰宅したら、玄関で靴やコートを脱いで、洗面脱衣所で手を洗って、それから洋服を脱いで部屋義に着替えるという工程を一連の流れにできます。

続いて、キッチンや洗面所など水回りの工夫です。
キッチンや洗面所は調味料や掃除用具、洗面用具やバス用品など細々したものが多い場所です。
そこで、取り出しやすさを重視した、奥行きの浅い収納を作りましょう。
特に洗面台は鏡裏が奥行きの浅いため、細々したものの収納に向いています。

□子育て世代にぴったりな間取り

特に子育て世代は、子供のおもちゃや学校の持ち物など散らかりがちなものがたくさんあって、片付けも一苦労です。
片付けのしやすい間取りや収納の工夫をちりばめた子育て世代にやさしい家づくりを紹介します。
家に帰ってきたら、靴やコートを脱いだり、荷物を片づけたり、手を洗ったりします。
早くリビングでくつろぎたいのに、コートや帽子をしまったり、手を洗ったりするため家中を回らなくてはならないとなると一気に面倒になりがちです。

そんな時はLDKまでの動線を工夫しましょう。
まず、玄関を入ったらシューズクロークに段差を設けます。
そこから手洗いができる洗面所、続いて、帽子や上着、荷物の収納を作り、キッチンに行ける動線です。
すべての工程をこの1本の動線で完結すれば、気持ちもだいぶ楽になるでしょう。
もう1本リビングまで最短距離で行ける動線を作っておくと、来客の際や荷物がないときに便利です。

続いて、階段下収納の利用です。
階段下は、ゴミ箱やストックケースを収納する場所として活用します。
特にダイニング側には、使用頻度は高いけれどあまり見せたくない掃除用具を入れる用の収納を作るとよいでしょう。
子どもが散らかしたり、ジュースやお菓子をこぼしたりした時もササッと取り出して掃除できます。

また、キャスター付きのラックは子ども向けの収納として大活躍します。
小学生はリビングで宿題することも多いでしょう。
そこでカウンター下にはキャスター付きのラックを設置することをおすすめします。
キャスターの背をリビングのほうに向けて置いておけば、子どものものをざっくりと収納してしまっても気になりません。

フローリングの床を使った家が多い中、和室の部屋を設けるのも良いでしょう。
特に、赤ちゃんがいる家庭ではおむつ替えをしたり、添い寝したりできますし、遊び部屋としても活用できます。
祖父母が泊まりにきたり、子どもの友人のお泊り会したりするときにも客間や寝室として利用できるため大変便利です。

□間取りの工夫を凝らした快適な家

片付けのしやすい間取りを考えるときには家族の行動パターンを読んで、その家庭にあったようにカスタマイズするのも良いでしょう。
ここでは、家族の動線や行動を把握して、間取りを考えた実例を紹介します。

どうしても洗面所と玄関を近づけられない場合は、玄関横に手洗いコーナーをつくるのもおすすめです。
手洗いコーナーの近くに個人ロッカーを設置すれば、手を洗ってそのまま荷物をしまえます。
外出の時に必要なものを玄関近くに置いておけると、家を出るときもパッと荷物を持って外出できます。

冷蔵庫は、リビングはもちろんダイニングや玄関からアクセスしやすい場所に設置します。
荷物をしまう場所から近いと買い物から帰宅してすぐに食料品をしまえますし、ダイニングに近いと食事の際にダイニングに持っていった調味料もすぐにしまえます。

家族の行動パターンに合った動線を作ることで、家族のストレスも少なく、片付けへのハードルも低くなり綺麗を維持できます。

□まとめ

今回は片付けのしやすい間取りをご紹介しました。
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