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漆喰と珪藻土の違いってなに?解説します!

しがのいえ。編集部

お役立ち情報

住宅の建設時には、壁材や間取り、デザインなど様々な要素を自分で決めなくてはいけません。
しかし、使いたい壁と急に言われてもピンと壁材を思い浮かべる方は少ないでしょう。
そこで今回は、漆喰と珪藻土の違いについて取り上げて解説します。
滋賀で住宅の建設を検討中の方はぜひ参考にしてください。

□漆喰と珪藻土の違いとは?

□漆喰と珪藻土の違いとは?

漆喰と珪藻土の違いは、それぞれに使われている「主原料」にあります。
これは、自らが固まるか、固まらないかという違いに現れます。

漆喰の場合、主原料として使用されているのは「消石灰(水酸化カルシウム)」です。
石灰石を1000度以上の温度で熱した後に冷まして消石灰は作られていて、それに水・糊・繊維を加えて漆喰が作られます。

空気中の二酸化炭素を吸収することにより、消石灰は石灰石へと戻りますが、これは短期間で固まるのではなく100年ほど長い時間をかけてゆっくりと徐々に自ら固まって石灰石へと戻ります。
これが漆喰です。

珪藻土の主原料として使用されているのは、漢字の通り「珪藻の殻の化石」です。
珪藻土も漆喰と同じように、珪藻が堆積している土を1000度以上の温度で熱して不純物を取り除いて、純度を高めて作られます。
しかし、珪藻土は漆喰とは違って、自ら固まる性質を持っていないので、純度を高めた後に固化剤を混ぜて、壁に塗った時に剥がれない・落ちないようにします。

漆喰と珪藻土を比較すると、漆喰の方が強度に優れていて水にも強いため水回りや外壁にも使用できます。
しかし、珪藻土は水に弱いため、基本的には内壁にしか使用できず、内壁で使用する分には問題ない素材として知られています。

□漆喰のメリット・デメリットをご紹介!

□漆喰のメリット・デメリットをご紹介!

*漆喰のメリット

漆喰のメリットとして、「抗菌力がある」「消臭効果がある」「ホルムアルビデヒドを分解できる」などが挙げられます。
メリットの1つ目と2つ目として挙げられた、抗菌力と消臭効果とは、漆喰が元々pHが高い高アルカリ性であるため期待できる効果です。
アルカリ性の高い物質であるため、空気中に含まれている匂いの元や病気の元となる菌やカビ、ウィルスなどを分解する性能があります。
壁がこれらの働きをこなしてくれるので、室内の空気を綺麗に保ち、天然の空気清浄機としてイメージしていただくとわかりやすいです。

3つ目のメリットに挙げられている、ホルムアルデヒドとはシックスハウス症候群の原因の一つだと言われています。
前述したように、漆喰は塗ってから長い時間をかけて固まり石灰石へと戻ります。
この固まる過程で、ホルムアルデヒドを吸着し分解してくれます。

そのため、特に抵抗力の弱い小さい子供やお年寄り、犬や猫などのペットがいるご家庭では、少しでもシックスハウスのリスクを下げるために使用するのがおすすめです。

*漆喰のデメリット

漆喰は、一般的に多くの建物に使われているビニールクロスという壁材と比べると割高になってしまう点がデメリットとして挙げられます。
他にも、「100パーセント天然素材で作られている漆喰を見つけるのが難しい」「職人さんを見つけるのが難しい」がデメリットとして挙げられます。
そのため、漆喰を住宅に使用したいと考えている方は、当社のように建築経験が豊富な会社に相談するのがベストです。

□珪藻土のメリット・デメリットをご紹介!

*珪藻土のメリット

珪藻土は他の壁材と比べてこれといった特徴は特になく、メリットも漆喰とほとんど似ていることが特徴です。
強いて挙げるとすると、「調湿力」が珪藻土を使用する1番のメリットです。
漆喰と比べても、珪藻土の調湿力は1.2倍あるため、家から湿気を守りたいという方やじめっとした空間があまり得意ではない方に特におすすめです。
そのため、結露に悩んでいる建物や立地に効果的な壁材が珪藻土になります。

他にも、漆喰と同じになってしまいますが、消臭効果や防火効果にも優れているので、さらに湿気を防ぎたいという方には、より調湿力に優れている珪藻土がおすすめです。

*珪藻土のデメリット

欠点なしのような珪藻土ですが、「きちんと選ばないとカビが生えやすい」「商品によっては壁がポロポロと剥がれ落ちてしまう」などがデメリットとして挙げられます。
珪藻土の含有量が多過ぎてしまうと、逆にカビが発生しやすくなってしまい、少なすぎると効果がないため、含有量が適正の珪藻土をしっかりと選ばなくてはいけません。

他にも、珪藻土を選ぶ際には、珪藻土の固化剤として使用している原料をチェックすると失敗しにくくなります。

□まとめ

□まとめ

漆喰や珪藻土などの壁材は非常に魅力的ですが、間違ったものを選んでしまうと効果がなく、逆にカビが発生しやすくなってしまいます。
そのため、壁材選びで失敗したくない方は実績が豊富な会社に相談するのが一番です。
何かわからないことや、お困りのことがあれば掲載している各社に気軽にご相談ください。

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