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頭金なしでの住宅購入はおすすめしない?理由を解説します!

しがのいえ。編集部

お役立ち情報

頭金を詳しく説明できる人は少ないでしょう。
今回は住宅購入の際の頭金について説明していきます。
ぜひご覧ください。

□頭金とは

□頭金とは

頭金とは、不動産価格と住宅ローン借入額の差額の金額のことです。
5000万円の不動産を住宅ローン4000万円借りて購入する場合、頭金は1000万円となります。
つまり、頭金は不動産価格のうち住宅ローンからの借入金以外で支払うべきお金ということになります。
不動産購入時は頭金以外にも、住宅ローン手数料、登記費用、不動産取得税、仲介手数料などがかかります。

物件購入の際には、諸費用の5%から8%、頭金の20%を合計した物件価格のおよそ30%の現金を用意する必要があります。
頭金は売買契約後から引き渡しまでの間に支払います。
また、手付金は契約時に支払うもので、一般的に頭金の一部をあてます。
手数料は購入価格の5%から10%で、契約を保証するためのお金です。

□頭金なしの住宅ローンをおすすめしない理由とは

□頭金なしの住宅ローンをおすすめしない理由とは

頭金なしでも住宅ローンを利用することは可能です。
しかし、おすすめしません。
ここからはその理由を4つ紹介します。

1つ目は返済負担が大きくなることです。
頭金なしで住宅ローンを利用すると、借り入れ金額は頭金ありと比較して大きくなります。
借り入れ金額は大きくなるほど利息も大きくなるため、毎月の支払額やトータルでの支払額も大きくなります。
これは家計を圧迫することにつながります。

ある例では頭金がない時とある時を比較したところ、総支払額が200万円も違いました。
もちろん、頭金があるときの方の総支払額が少なかったです。
また、返済計画がうまくいかなくなる原因のひとつが子どもの成長を想定していなかったことです。
子どもの養育費を考慮せず、頭金なしで住宅ローンを利用すると返済がかなり苦しくなります。

頭金のありなしに関わらず、将来のことを考慮した返済計画を立てる必要があります。

2つ目は住宅ローンの審査が厳しくなることです。
住宅ローンでは契約者に完済するだけの能力があるのかを厳しく審査されます。
前述の通り、頭金がないことは毎月の返済額が大きくなることにつながるため、その分審査はさらに厳しくなります。
金融機関としても完済できないリスクがある人を審査に通すと、貸し倒れのリスクにさらされます。

貸し倒れを防ぐため、頭金があるかないかは審査基準のひとつになります。
また、審査のひとつに返済負担率というものがあります。
これは年間のローン返済額が年収の何割なのかを見られるものです。
この値が25%以下だと審査に通りやすいと言われています。

頭金なしの場合月々の返済額は大きくなるので、返済負担率は高くなり、審査に落ちやすいです。

3つ目は金利上昇時の返済負担への影響が大きいことです。
借入時は低金利だったとしても、金利が上がる可能性は否定できません。
借入金が大きいほど利息も増えるため、変動金利や当初固定金利を選択するリスクが上がります。
頭金なしでの住宅ローンは金利の影響を頭金ありの場合よりも強く受けてしまいます。

どの金利タイプで利用するにしても、金利が上がったときに対応できるのかを事前に考えた上で住宅ローンを利用する必要があります。

4つ目は住宅売却時にローンが残る可能性があることです。
家を担保にしている場合、住宅ローンの返済ができなくなると家を売却して返済する必要があります。
頭金なしでの住宅ローンの場合、家を売却しても返済が終わらない可能性が出てきます。
家は誰かが購入した時点で中古物件となります。

また、購入したときの価格にはハウスメーカーや不動産会社に支払われる分も含まれています。
そのため購入時よりも売却時の方が値段が上がるということはありません。
この理由から家を売却した後も返済をしなければならないという状況が生まれます。

□住宅ローンを頭金なしで組む場合のメリットとは

ここからは住宅ローンを頭金なしで組むメリットを2つ紹介します。

1つ目は貯蓄を生活費として残しておけることです。
頭金は自己資産から支払う必要があります。
そのため、頭金なしだとその分、自己資産が残ることになります。
子どもの学費や親の介護費用などさまざまな理由で手元に現金を残しておきたいという人はいるでしょう。

また、頭金を無理に支払ったために、突然の事故やリストラに対応できず、結局返済できなくなるということも考えられます。
生活費を手元に残しつつ、住宅ローンを借りられることはメリットだといえるでしょう。

2つ目は住宅ローン控除の金額が多くなることです。
頭金なしで住宅ローンを利用すると、ローン残高が増えます。
そのため、住宅ローン控除で還付される税金が多くなります。
住宅ローン控除額は「年末時点での住宅ローン残高×1%」で求められます。

この式から住宅ローンの残高が多いほど控除額が大きいことがわかります。
このことは頭金なしで住宅ローンを利用する際の最大のメリットといえるでしょう。

□まとめ

□まとめ

今回は住宅購入の際の頭金について説明しました。
滋賀県で家の購入を考えている方は当ページを参考にしていただけますと幸いです。

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