住宅購入の頭金の目安はどれくらい?頭金について徹底的に解説します!
しがのいえ。編集部
お役立ち情報
住宅を購入するときに用意しなくてはいけないのが頭金(自己資金)です。
頭金は必ず用意しなくてはいけないものでもなく、金額は自分で決められるため、どれくらい用意すれば良いか分からない方が多いですよね。
そこで今回は、頭金の基礎的な情報や頭金を決めるときに役立つ目安、決めるときの注意点について紹介します。
□頭金についての基礎的な知識
頭金とは、住宅を購入するときに住宅の金額を全てローンで借入するのではなく、預金のような手元資産の一部を支払う資金のことを指します。
頭金を多く支払うことで、ローン借入額や返済期間の月々の支払額を下げられます。
以前までは、頭金なしでは住宅ローンを組めませんでしたが、最近は頭金なしでも住宅購入額の全てを住宅ローンで借入できます。
頭金を支払っている場合と比べると、月々の返済額が上がってしまいますが、それでも構わないという方であれば、頭金なしでも住宅ローンを組めます。
また、頭金とよく勘違いされがちなのが「手付金」です。
頭金の支払いなしで住宅を購入できる場合でも、手付金の支払いが必要な場合があります。
手付金は住宅購入額の10〜15パーセントであることが一般的に多く、意味合いとしては頭金とはあまり変わらないように感じますが、これは契約を確かなものにするために利用されます。
手付金を支払って住宅の購入をキャンセルした場合、この手付金は原則として手元には戻ってきません。
そのため、頭金なしで住宅を購入できる場合でもこの手付金は支払わなくてはいけないことが多いので、気をつけましょう。
□住宅ローンの頭金の目安
一般的に、住宅ローンの頭金は住宅購入額の20パーセントまでが目安だと言われています。
例として、5000万円の住宅を購入するのであれば、20パーセントの頭金を準備すると1000万円ほどを支払うことになります。
しかし、住宅を購入するときに支払う金額は、住宅購入額だけではなく、税金や手数料などの費用もかかるので、それらを込みで住宅価格の25パーセント程度を住宅ローンの頭金として用意しておくと安心です。
*住宅ローンの頭金を支払うメリット
頭金を支払った場合、住宅ローンの借入額は必然的に少なくなるので、毎月の返済額を減らして負担を軽くできます。
しかし、頭金を多く支払ったからといって、毎月の返済額を減らす必要もありません。
毎月の返済額をそのままにして、返済期間を短縮する方法もあります。
この方法だと、借入期間が長いほど利息は高くなるため、利息の削減にも繋がります。
積極的に利息を減らしたい方は、頭金を多く支払って無理のない範囲で毎月の返済額を多くすることを検討するのがおすすめです。
*住宅ローンの頭金を支払うデメリット
まとまった金額を頭金として用意しようと思えば、ある程度の時間がかかります。
頭金を多く支払おうと思って準備するのに時間をかけすぎてしまうと、住宅ローンを組む時期が遅れてしまいます。
こうなると、完済時期も一緒に遅れてしまうので、下手をすれば定年退職後にもローンを返済し続けなくてはいけなくなります。
また、預金を全て頭金の資金として使ってしまうと、怪我や病気などの不測の事態に陥ったときに対処できなくなるので、ある程度の金額を手元に残しつつ、頭金を支払うのがおすすめです。
□頭金の金額を決めるときの注意点
*追加費用に対処できるようにしておく
建築途中でオプションを新たに加えたり、素材や設備をアップグレードしたくなる場合があります。
そうなったときは、新たにローンを組み直すことは現実的ではなく、手元に残っている資金で対応し、支払うのが一般的です。
借入額を増やして新たにローンを組み直すとなると、ローン審査時に必要な書類等をまた用意し直さなければならなく、また新たに審査に望むことになります。
理想の住宅づくりを叶えるためにも、ある程度の金額を手元に残しておき、対応できるようにしておくことがポイントです。
*住宅以外での急な支出にも対応できるようにしておく
前述したように、住宅に関しての急な出費だけのためではなく、住宅以外でも急な支出が生じることがあります。
例を挙げると、急な怪我や病気などで収入が減ってしまったときは貯金を崩して生活費に充てなくてはいけませんよね。
それ以外にも、住宅ローンの返済中に自動車を購入したり、お子さんがいる家庭であれば教育費が必要になったりしますよね。
こういった不測な支出が生じた場合でも対応できるように、頭金を少し抑えて用意するという調整が大事になります。
□まとめ
今回は、住宅ローンを組むときに支払う頭金について詳しく紹介しました。
準備する頭金の金額によって、ローン返済期間中の生活が大幅に左右されます。
そのため、頭金は慎重に決めるようにしましょう。
しがのいえ。で掲載されている住宅会社に、住宅に関してお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
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